圧倒的な姿にびっくりした高校時代

「隣の芝はなんて青いのだろう!」
このような想いを抱いたことは、誰しも少なからずあるのではないでしょうか。

かく言う私もその一人です。

私が人生で強くこの想いを抱いたのは高校時代でした。

私は推薦入学でバレーボールの名門高校に入学しました。
中学時代までは、徳島県の優秀選手にも選ばれブイブイ言わせていました。
というのも、幼少期からずっと背が高かったので、
体格差が有利に働いてくれて活躍ができていました。

ただ、推薦入学した高校はレベルが違う!
初めての練習に参加したときにすぐに悟りました。

やばい、3年間やっていけるのか。。と。
初めての練習の翌日に肉離れを起こすほどハードな練習でした。

そういう意味でワクワクドキドキでなく、ひたすらドキドキして幕開けをした高校生活でした。
結果、無事卒業はできました。

が、3年間ずっと隣の芝は青いと感じ続ける試練の高校生活となりました(^^;;

たとえば、
運動場10周の練習メニュー(1周400mです、しかもアップの位置付け)がありました。
一緒にスタートしても、だいたい8−9周目にはトップを走る子に抜かれます。
3年間ずっと抜かれました、そしてずっと「気持ちが足りない!」と怒られました笑

ところで、トップを走る子は、県駅伝で優勝したチームのエースの子でした。
今も良き友人ですが、「気持ちを入れても、そんな彼女に勝てるわけないやーん!!」
と今なら合理的に理解できます。

また、垂直飛びもみんなすごかったです。
私がヤクルトジャンプなら、みんなはカエルジャンプ!
周りのみんなのジャンプ力はすごいもので、身長差など一気に覆されました。

あの頃はただ隣の芝は青いと思っているばかりでした(遠い目。。)

補足させていただくと、練習はきつかったですが、
バレーボールを通してかけがえのない友人に出会えたことには本当に感謝しています。

そういう意味でバレーボールをやっていて良かったと思っています!

大人になってからは冷静に

大人になってからは、ここまで強烈に隣の芝は青いとは思わなくなりました。

「隣の芝は青い」と言う気持ちには「羨ましい」という想いが含まれていると思うのです。

どなたかのことを「すごい!」とは思っても「羨ましい!」とはほぼ感じなくなりました。



特に比較的子供を早くに産み仕事に復帰した経験が大きいのだと思います。

子供がいるため、私の勤務形態はほぼ時短勤務でした。

時短勤務は当然勤務時間が短いわけですので、
残業してどんどん仕事を進めたり昇進していく方々を目の当たりにした経験が大きいと感じます。

まあ、そういうもんだな!

と割り切れる力が強くなりました。

そもそもみんな大事にしている考え方も、背景も、状況もなにもかも違うわけですから、
「羨ましい」と思って自分に不向きなことをひたすら頑張っても
単に自分だけ疲弊をしてしまうと気づきがありました。

「羨ましい」だけで突き進むのは良いこともあるし、危険な結果を招くこともあります。

子供のお世話をしないで、キャリアを追う生活ももちろん否定しません。
そういう状況しか選べない方もいらっしゃいます。

キャリアを羨ましく感じる気持ちだけに焦点があたってしまい、
自分に合うかどうか吟味せずに進んでしまうのが危険だと思うのです。

自分の状況や心身にフィットするか、という要素を持って考えられるようになったのは大きいです。

うまく活用しよう!

ただ、誰かを「羨ましい」とか「すごい」という気持ちを完全に封印する必要はないかな
というのが現時点の気持ちです。
(いや、早速違うこと言うやーん?と思われそうですね)

なぜなら自分を突き動かすエネルギーの源にできると思うからです。
ですので、その点は活用しよう!と言いたいのです。

「すごい!」、「羨ましい」の気持ちを深掘りすると、
・自分に足りない何かを感じている
・自分の理想をすでに体現されている
など、そう感じる理由があります。

そういった気持ちにさせる核心を深掘りして、
・どういうところなら取り組めそうか
・近づくために何ができるか
と考えてみること自体は価値があることだと思うのです。

自分にはフィットしないから無理!と理由を探すのは簡単です。

少しでも「すごい!」「羨ましい」と感じるなら、
まずはやってみて、それでもやっぱり無理だったという場合は
すっぱり辞めてもいいですし、細くても継続する方法を探すのも手です。

継続しているうちに上手くなることだってあります。
私のYoutubeもそんなところです。

Youtubeで自分の気持ちを言葉で伝えるのっていいなと思ったのがきっかけです。
もちろん、恥ずかしさもありますが、やってみたら反響も含めて案外楽しいです。

まとめ

人はみんな違いがありますから、誰かのことを「すごい」、「羨ましい」と感じるのは当然のことですね。

その気持ちが負のエネルギーになっては困りますが、
自分を突き動かすエネルギーにしていく方法を考えたいものです。


最後に余談ですが、バレーボールをしすぎたせいか
今でも目の前にボールがぽーんと落ちる光景が苦手です。
慌てて回転レシーブとか、したくなります。
地面では無理なので諦めていますが、体育館ならやるかもしれないです。。




横浜市緑区の女性税理士。 お金と利益をしっかり残す経営を サポートいたします。 銀行融資、経理、クラウド会計が得意。 税理士だけど、税理士らしくない。 親切丁寧なサポートを心掛けています。 お客様と一緒に成長していくことが私の想いです。 趣味は ・ランニング ・読書 ・料理 ・パン屋さんめぐり。