食べていける様になるまでが勝負ではない
独立当初に「税理士は食べていける様になってからが本当の勝負どころ」
という言葉を見ました。
ふむふむ。
食べていける=安定を得たら、ということだと思います。
安定は安心ですね。
でも安心は心の怠りにもなりますよ!ということと解釈しました。
・少し睡眠不足だけど、まあ食べていけているからいいか。
・少し運動不足だけど、まあ食べていけているからいいか。
・少し栄養が偏った毎日だけど、まあ食べていけているからいいか。
・少し困ったお客様がいるけど、まあ食べていけているからいいか。
など。
少しが積み重なり、気づいたら沼に埋もれている自分が容易に想像できてしまい気をつけようと思いました。
というのも、税理士業界では割とすぐにそうなってしまうのが現実と知っているからです。
そして不思議なことに、当の本人は沼に気づいていない。
側から見たら、もう十分稼いでいるし、温かな家庭もあるのに
なぜそんなに仕事と長時間にらめっこしているのだろう?
と不自然さに気がつくのに、本人に認識がない。
これって危険だなと思います。
昔70代くらいの税理士の先生から、
「この世では寝ずに、あの世で寝ますから!ハハ!!」
と言われ業界の闇を感じたことを今ふと思い出しました。
税理士業界に限ったことではないのかもしれませんが。
自分を見失うことは十分ありえる
この心の怠りが知らず知らずのうちに自分の環境を変えていっていると思うのですよね。
毎日見る世界ですから、少しの変化には気づきにくいですが、
では2−3ヶ月前から比べればどうでしょうか?
少し軸がぶれていないか、
ぶれていたら微調整しなければ元に戻れなくなってしまいます。
実はかく言う私も微調整をしなければ!と思った出来事がありました。
電車を反対方向に乗ってしまいました。。
頭の中で考え事をしていたのが原因です。
100mくらい走り出したところで気がつきましたが、
これは良くないサインだなと思い、軌道修正をすることにしました。
時間がたっぷりあって、心底応援したいお客様のお役に立てて
自分が食べていけたらそれで良い、と思っていたのですが。
気づいたら沼に行きそうになっていました。
で、早速軌道修正しようとするわけでが、この状態から抜け出すのは結構大変です。
詳しくは控えますが、最初から沼に埋もれそうなことには
近づかないことが大事だと改めて感じます。
やめる方が大変、これは何事にも当てはまります。
自分がやりたいことを揺るぎなく
やっぱり私は自分がやりたいことを揺るぎなく貫いてみます。
食べていくことをゴールにする人生なら
正直雇われ時代と何も変わりません。
それに、独立して重々わかりましたが
多くのことはできないです。
多くのことをしようとしたら、雇うことをしなければなりません。
そうなれば、苦手な管理業務をやらざるを得ません。
ということで、少食で好きなことをやる!
そのためになることは一生懸命やる。
という結論に落ち着きました。
あれ?結局独立当初に思っていたことに舞い戻っています。
私自身もたった数ヶ月で自分の軸がぶれていたようです。
心を強く持たなければいけない場面もありますが、
それも練習です!
何度も練習して自分のやりたいことに近づけるようにまた頑張ります^ ^