言葉から思い浮かべるイメージは人それぞれ
言葉から思い浮かべるイメージは人それぞれですね。
例えば、本のタイトルなんかもそうです。
多くの場合、題名から内容をイメージして買うわけですが
いざ読んでみると、イメージしていた内容と異なる経験があったりしませんか(^^)?
世の中の多くの人の関心を引くために
本のタイトルはキーワードの羅列であったり
造語が使われていることもよくあります。
あえて内容を濁しているのでしょうね。
謎は本編で解き明かしてね、ということでしょう。
買い手は内容を推測するわけですが、
買い手の属性も異なるわけですので、
その時の悩みや過去の体験、専門分野などによって
イメージする内容は異なるでしょう。
いつも一緒に生活している家族ですら、
いまだに異なるイメージを抱く経験もあります。
人の数だけイメージもあると言えるでしょう。
税金の世界でもある、イメージの相違
ただ、税金の世界では要注意だと思っています。
オンライン上のコミュニケーションだけで完結する関係では特に。
例えば、「青空駐車場」。
はい、税理士の方ならピンと来るワードなのですが、
お客様の立場からすると何のことないワードですね。
これは消費税の判断を行ううえでのキーワードのようなものです。
税理士が「青空駐車場なら消費税がかかりません。」
なんて言ってはいけません。
青空駐車場って何よ!?という話だからです。
特にキーワード化された言葉や
名詞×名詞のワードは人によりイメージが大きく異なる可能性があります。
晴れた日の駐車場の様子?
屋根のない駐車場?
どれも「青空駐車場」と言われればそうですよね。
正しくは、整備を一切していない駐車場です。
車止めのブロックがあっては青空駐車場になりませんし、
ロープを張っていても違いますし、
水捌けのための砂利を敷いても違います。
「青空」と全然関係ないやん、とツッコミたくなります。
お客様が「青空駐車場」のワードからここまで
事細かに想像できることはまずないでしょう。
共通のイメージがつく説明が大事
つまり、税理士はキーワードだけで話を終えてはいけないということです。
税理士のイメージとお客様のイメージと共通のものとなるよう
丁寧に説明をしなければなりません。
このことは私も常に意識しています。
具体例を交えて、お客様の反応を見ながら説明するように心がけています。
そのためには、税法用語を正しく崩してお伝えすることが必要ですが
それには勉強が必要です。
間違った方向に崩してしまっては、その一言でお客様に不要な苦労をかけてしまうことになりかねません。
これからも一生勉強ですね。
独立して勉強の大切さをより感じます。
まとめ
本日は、言葉から思い浮かべるイメージは人それぞれ、だからこそ説明が大事という話でした。
キーワードだけ唱えている税理士はただの自己満足でしょう。
お客様と共通のイメージが持てるよう丁寧な説明を心がけていきたいと思います。