儲かる経営者がやらないこと
先日「儲かる経営者とはどんな人ですか?」と取材を受けました。
みなさまの気になるところなのでしょうか^ ^?
独立後は経営者の方とお話する機会が増えました。
おこがましいかもしれませんが、経営者の方々の姿を色々な角度から見ることで、
経験が蓄積され傾向が少しずつわかってきたと感じます。
世の中に絶対はないですし、◯◯な人は儲かる!
と断言することはできませんが、
それでも儲かる人が絶対やらないことについてはいくつか分かってきました。
1つ目は、時間に忠実であること。
2つ目は、期日を守ること。
いずれも時間に関することです。
例えば、先日参加したとある会合でも、儲かっているだろうなと察しがつく経営者の方々は
開始時間に忠実でした。
開始時間に余裕を持って会場に到着されて、暑い中でも涼しい顔で座っておられました。
その余裕ぶりにオーラを感じます。
なぜ、時間・期日に忠実なのか
時間や期日を守らなくても、誰にも金銭的な損害は与えません。
例えば、開始時間に5分遅刻したとしても、誰かに金銭的負担を生じさせるわけではないので
誰にも迷惑は掛けないとも考えられるでしょう。
それでも時間・期日に忠実なのはなぜでしょうか。
それは、時間の重要性を感じているからだと思います。
開始時間に5分遅刻する人がいれば、
遅刻する人を待って会合をスタートするなどの対応により
終了時間も延期され、参加者全員から不要な時間を奪うことになるかもしれません。
会合の時間延長をしないとしても、
時間が短くなることで、聞きたいことが聞けなかった方が出るかもしれませんし
主催者に当初の予定を短縮させてしまう手間を追わせることになるかもしれません。
結果として、間接的に誰かに負担をかけているともいえます。
誰かに負担をかけないことは気持ちの良いお付き合いにもつながっているのではないでしょうか。
見えない信頼を構築しているともいえます。
このように、時間・期日に忠実であることはお金に直接関係ないかもしれませんが、
それにより得られる信頼はお金をいくら出しても買えません。
無意識のような日々の行動であったとしても、
自分の信頼につながっていることは覚えておきたいものです。
銀行対応も同じ
時間・期日の厳守はあらゆることに通じます。
銀行対応も同じです。
・融資申し込みのための資料作成の期日
・面談時間に遅れる
・経営計画書に記載した行動計画を実行すること
それらをたとえ期日どおりにやらずとも、直接銀行に損害を与えることはないかもしれません。
だからと言って簡単に考えてはならないと思います。
銀行側の見方はシビアかもしれません。
言った通りにやらない方なのだなと。
もちろん、たまたま急な対応があり期日に間に合わなくなることがあるかもしれません。
しかし前もって連絡をするなど、できることはあります。
しかし、できることをせず期日を忘れているのであれば
良い評価が得られることはありません。
自分にとってはちょっとしたことかもしれませんが、
融資担当者にとっては、スケジュール通りに審査を進められないことは
ストレスにつながります。
ストレスのかかる相手と仕事はしたくないものですから、
期日を守らない経営者は嫌えんされ、自社の資金調達にも影響を及ぼすかもしれません。
融資の審査も厳しくなりつつありますので、経営者自身の定性的な側面は今後の審査において
より重要視される可能性はあるでしょ。
編集後記
先日、よーこ先生(ご本人の前でそう呼んだことはないのですが愛嬌を込めて)に会いに行ってきました。
私が待ち合わせ時間よりかなり前に到着する性分だと常々発信していて、
そのことを知ってくれているからかよーこ先生も早めに到着してくれていました(感謝です)。
自分を発信していると、色々と知っていただけることも多いと改めて感じる出来事でした。
プライベートではあまり前乗りしすぎると相手にプレッシャーをかけてしまって申し訳ないなと反省もしつつ、
これからも時間に関して忠実でありたいなと思います。