壁に耳あり障子に目あり
よく聞くことわざですね。
ChatGPTに意味を質問して帰ってきたのがこちら↓
一見していない人の場所や、秘密の話をしていると思っていても、
実際には他の人に聞こえたり見られたりする可能性があるということ。
いつも四方八方からみられているものだよ〜!
ということですね。
考えようによっては、日々の行いを誠実に積み重ねれば
人徳につながるということでしょうか。
税務調査の呼び水になる「タレコミ」
税務調査の対象先選定の一つに「タレコミ」があります。
実は国税当局には不正の告発先があるのです。
ホームページからオンラインで情報送信できたり、投書による方法も可能です。
そして実はタレコミを受信した国税当局は、
そのタレコミがどんなに嘘っぽい内容でも、取るに足りない内容でも、
処理を行わなければなりません。
タレコミの確度は両極端といえるでしょう。
1つは競合企業に対する恨みや妬みによるもの。
この場合の多くは証拠のない感情論でのタレコミでしょう。
よって、税務調査につながる確率は低いと言えます。
一方、より税務調査につながりやすいタレコミがあります。
それは、従業員、役員、家族、愛人など。
(いずれも「元」その立場だったかたを含みます。)
内部の事情に精通している人です。
特に、不正の事実は知っていたけど、
社長との関係性があるため、これまで表に出さなかったような場合。
社長との利害関係がなくなったのちに
不正を告発することがあります。
このような方々からのタレコミは相当確度が高い情報になります。
不正の具体的な手口を詳細に記載していますので、
調査先として選定される可能性は高いでしょう。
大事なのは誠実さと愛
もちろん不正を行なっているのであれば間違いは正すべきです。
日頃から誠実に経理や税金計算を行うことが何より大事です。
でも、そのうえでもタレコミが行われることもあるでしょう。
タレコミの内容が取るに足りないものであっても、
国税当局で一度処理はされることとなりますから、
対象先に選定される可能性は上がってしまします。
タレコミをする原因は恨みや憎しみといったものでしょうか。。
特に自分が社長にとって大事にされている存在だと信じていたのに裏切られた!
と感じたケースはこのようなタレコミにつながることが多いものです。
愛のない対応は憎しみを呼び思わぬ結果をもたらすこともあります。
もちろん、ビジネスですからある程度の割り切りも必要でしょうが。。
日頃から誰に対しても公平公正な対応を心がけるべきということですね。
まとめ
本日は税務調査の選定方法の一つの「タレコミ」についてお話ししました。
壁に耳あり障子に目ありではないですが、
タレコミを行うのは意外と身近な方かもしれません。
税務調査の対象に選定されないためには、
社長と従業員、関係者との良好なコミュニケーションが必要ということですね。