なんでもできる!はユメ
20代初め頃迄はなんでもできる!と思っている節がありました。
青春時代は誰もが少なからず通る道でしょうが、
過信し慢心していました。
社会人になり、就職先にSE業を選びましたが、
なんでもできるという思いは、嘘のように崩れ落ちることに^^;
プログラミングができず苦労しました。
数日頑張れば成果が出る学生時代とは異なり、
いくら頑張っても成果が伴いません。
力を注いだらなんでもできる、
そんなことはないのだなと思い知ったのは社会人になってからです。
自分のことは自分でもよくわかっていないんだな。
頑張っても成果が出ないことがあると
気付くまで20年以上かかっているわけです。
毎日自分という人生を生きているのに
長いですね^^;
でもよく考えたら当然かもしれません。
学生時代は自分の環境を自分で選びコントロールできます。
社会人ではそれができません。
行ったところ勝負です。
自分で選べない環境で立ち振る舞う自分を、
身をもって体感して初めてできない自分に気がつくのでしょう。
自分が何でもできるわけでないと気がつくのにも
数年あらがいました。
税務の仕事は好きでしたので、
時短で働いているにも関わらず
たくさんの仕事をやろうとして
全然こなせませんでした。
それでもまたやろうとして、しつこいです。
ようやくしつこさがおさまった現在30代後半、
自分にできることはそんなにないと感じています。
決してネガティブでなくごくごくフラットに。
許容量が小さいのが自分のスタンダード
自分の許容量は小さいと思っていましたが、
独立後はなおさらそう感じます。
これまで特に深く考えずに踏み出していたことさえも
慎重に考えます。
根拠や目的を考えるようになりました。
そんな調子ですので、許容量は小さいままです。
どなたかを雇って組織化すれば人力で解決できるか?
といえばそうでもなく。
やっぱり自分で把握できる範囲内で小さくじっくりやりたいというのが今の思いです。
よって許容量が小さいのが自分のスタンダードです。
そしてそのことを意識することを心がけています。
というのも気づいたら手に追えない状態になっているのが税理士業だと感じるからです。
これまでもその状態は何度も目にしてきました。
セーブできないことを不思議に思っていましたが
今は少し違います。
じわりじわりと増える仕事に、心理的にあらがえないのだろうなと思います。
忙しさや増える(=売上が上がる)ことに嬉しさを感じるからでしょう。
ただ、私は増えることの嬉しさより、
増えることにより失うことの怖さを強く感じる性格です。
自己投資の時間を欠いたり、浅い判断をしてしまうこと、
これが何より自分にとってもストレスです。
そのため、痛みを回避すべくこれからも
許容量が小さいのが自分のスタンダードと思ってやっていこうと思います。
編集後記
売上を追いすぎない今のスタイルが心地よいです。
主人は、大丈夫なのか?と心配しているようですが^^;
あまり心配をかけないように、主人には仕事の報告をまめにしています。
また仕事中に運動したりパン屋さんに行って好きに楽しんでいる姿も見せています。
そうやって自分のスタイルを近くの人に伝えていくのも大事だなと思います。