本日はインボイス制度にともない

消費税の申告納税をすることとなる方で、

freee会計を使っている方向けの記事です。

制度はわかったけど、freee会計の設定をどう変えれば良いか?

この点をお伝えします。

1事業所の設定を変更する

まずは、事業所設定の変更が必要です。

freee会計>設定>事業所の設定と進みます。

詳細設定>消費税の設定>課税方式>自分の消費税計算方法を選びます。

なお現時点で「2割特例」という計算方法は選択肢にないため選ぶことができません。

今後実装されると見かけましたが、現時点では選択肢にないのでひとまず「一般課税(全額控除)」を選んでいます。

今後機能が実装された後に2割特例に変更すれば大丈夫です。

自分の経理処理がわからない場合は税理士に聞いてみると良いです。

2 税区分を設定する

消費税の申告納税をする場合、freeeへ取引登録をする段階で、

取引に応じた消費税区分も登録をします。

ここで使う消費税区分を事前に設定する手続きを行います。

 

設定>税区分の設定に進みます。

インボイス関連>設定

freee会計上でインボイス制度関連の買い手側の機能を使用しますか?>「使用する」or「使用しない」を選びます。

文意が取りにくいですが、

消費税の計算方法が

・簡易課税

・2割特例

と決まっているのであれば「使用しない」を選び

それ以外(=原則的な消費税計算をする、またはその可能性がある)

のであれば「使用する」を選びます。

3 取引先の設定

3は消費税の計算方法のうち、2割特例も簡易課税も使わず

原則的な方法を選ぶ(または選ぶ可能性がある)という方に限って必要な設定です。

自分の仕入先や支払先のインボイス番号を取引先マスタに事前設定しておきます。

仕入先等がインボイス番号を持っているかどうかを都度確認しなくて良くなるために行う設定です。

 

設定>取引先の設定

該当の取引先を選択>操作>編集

適格請求書発行事業者に☑️>登録番号を入力>存在するかチェック

こちらで終わりです。

補足

インボイス登録により10月1日から消費税の申告納税が必要となる場合、

・その事業年度の始まりの日〜2023年9月30日までの取引は、freee上の消費税区分は「対象外」を

・2023年10月1日〜その事業年度の終わりの日までの取引は、取引に応じた消費税区分を選んで登録を進めることになります。

システム上ではこれらの消費税区分に応じて消費税額の自動計算が行われるため、

必要な手続きといえます。

横浜市緑区の女性税理士。 お金と利益をしっかり残す経営を サポートいたします。 銀行融資、経理、クラウド会計が得意。 税理士だけど、税理士らしくない。 親切丁寧なサポートを心掛けています。 お客様と一緒に成長していくことが私の想いです。 趣味は ・ランニング ・読書 ・料理 ・パン屋さんめぐり。