独立後はじめてのお客様との面談
先日、独立後はじめてお客様と面談をしました。
税務顧問が前提のご面談でした。
3月末まで税理士事務所に勤めていたので、私自身にご依頼をいただくことは初めてです。
これまでは代表税理士のサブ的位置付けでしたので(^^;
詳しい内容は伏せさせていただきますが、
記念すべき初めてのお客様!
ということで面談のことをブログに残しておこうと思います。
お悩みは意外なものでした
お客様のご要望は現在の税理士を変更されたいということでした。
税理士業界にいると、ご変更案件はよくあります。。
変更の理由としてよくあるのは、
・税理士の怠慢
・もっと安いところにお願いしたいというもの。
お話を詳しく伺ってみると、どうやら現在の税理士のレスポンスが異常に遅いということが分かりました。
なので前者のパターンです。
・メールしてもずっと放置されて、回答が得られない。
・しびれを切らして電話をしてみてもつながらない。
・確定申告書を期限までに提出してもらえない。
依頼先の税理士の事情が分からないため、なぜこうなったのかの理由は分かりません。
でも、酷い話だなと感じます。
さらに詳しく伺ってみると、税理士事務所の従業員が一斉に辞めて代表の先生が一人で対応しており、遅延しているのではないかとのことでした。
これもまたすごい話です。
税理士業界しか知らない私ですが、人が2-3人同時期に辞めることは、まあ想像できないことはない。
(実際に経験しました)
でも一斉退職は聞いたことが無いです。
その事務所内で相当な何かがあったのでしょう。
(考えるだけでも怖いです(^^;)
強みにできるポイントにもなる
・ご相談には1営業日以内にはご返信する。
・申告の期限は死守
これって税理士として(人としても)当たり前だと思っていました。
今回これが当たり前ではない世界があるということを知り、ある意味世界が広がりました。
逆にいえば、
・すぐに返信する
・期限は死守(というより余裕をもってやる)
ことだけでも自分の強みになるのではないかと感じます。
お客様の立場になれば早くご相談事が解決するに越したことはないです。
悩む時間も減って、精神的にも安心できます。
お金では代えられない価値だけれど、安心は何物にも代えがたい価値だと思います。
高度な税務をご提供するとか、
難しい税金の話に即座に対応できるとかより、
まず真心のある対応が大事だと改めて感じました。
まだまだ自分を守ろうとしているぞ、私。
お話をしている中で、「ちょっとこんなことも聞いていいですか?」と税金に関するご質問を受けました。
急にご質問いただいたとき、まず考えるのが
正しいことを伝えられるか。
で、結果として
・ゴリゴリの専門用語を入り混ぜたり
・~など。と語尾につけて例外をはしょったり
・逆に例外を意識しすぎてあちこち話がとんだり
で、結論は何?どっち?みたいな話になるんです。
自分を守ろうとし過ぎてしまうのですよね。。
お客様はズバッとわかりやすく知りたいだけなのに。
勤務時代が長かった私は、特にこの傾向が強いなと感じます。
尋ねられるとすぐに法律を調べはじめたりしてしまうのです。
お悩みを大局的にとらえて、分かりやすくご説明する。
もっともっと根本的なことを大事にしようと思います。
自分を守るために税理士をしているんじゃない、
誰かの助けになる価値を提供したくて税理士になったんじゃない?
と改めて自問自答する良いきっかけとなりました。
ブログ、HPをやっていて良かった
年明けから本格的にブログを始めて、ようやく次回が100記事目です。
まだまだあまちゃんですが、今回のご面談でブログが役に立ちました。
ご面談の中で急に聞かれたことも、ブログを書く際に調べたことがあったのでお答えすることができました。
ブログを続けようとすると、ネタに困る。。
ブログを始めた当初の悩みでした。
打開策は本を読むこと、体験することでした。
本を読んだり体験したりすることで、じわりじわりと自分の身になっているんですよね。
現に日常での??が徐々にですが少なくなっている感覚があります。
これはブログのおかげだと思います。
またブログを書くときに相手になるべくわかりやすくお伝えしようと、
・話す順番
・難しい税金用語の言い換え
を意識していることも役立ちました。
100記事に甘んじず、これからも更新を続けたいと思います。
そして、今回HPも役に立ちました。
HPに私が朝型と書いているのをお客様がご覧くださり、お互い朝型ということで朝7時から面談しました。
自分を発信していると合わせていただきやすく、自分のペースを保つことができます。
HPは定期的に見直していこうと思います。
また、HPを見ていただくことって単純に嬉しいです。
なぜ嬉しいかというと、自分に興味を持ってくださったからです。
これは逆も言えます。
私ももっとお客様や周りの方々に興味を持ちたいと思います。
相手を知りたいなら、相手に興味を持つ。
自分に置き換わってみて、その効果を実感しました。
最後に、今後の自分に向けて
記念すべき初めてのお客様ということで記事にしてみました。
自分が商品となる初めての仕事です。
緊張もしましたが、日々の積み重ねは裏切らないことを実感します。
それは、勉強だけでなく、人としての行いもです。
謙虚な気持ちで、日々一生懸命やろうと改めて思います。
そして、あまり自分を大きく見せないこと。
大きく見せてもいずれ相手は気が付きます。
過度な期待を持たすことで、お互い不幸になることもあります。
等身大の自分で真心を込めてやることを大事にしていきたいです。