ミスはしたくないもの
気を付けているつもりでも、たまにミスが起こってしまいます。
ヒヤリ、ハッとの段階で気づけたらいいものの、時すでに遅しのケースも。
誰しも、ミスはしたくないものです。
ただ、ミスをしない人はいないとも思うのです。
なぜなら、新しい分野にチャレンジするときはトライエラーを繰り返しながら習得していくものだからです。
ミス恐れて保守的になりすぎるあまり、新しいことに挑戦できないのはもったいないです。
ミス(失敗)を怖がり過ぎず、自分の未来に対していつも挑戦をしていたいです。
今日は自分自身のミスとの向き合い方を改めて考えてみました。
対策、私の場合
ミスが起きないように普段気を付けていることをまとめてみました。
(全て基本的なことかもしれませんが)
定期的にそうできているかの振り返りも大事だなと感じます。
今回改めてまとめることで、自分自身の振り返りの機会になっています。
整理整頓
勤めている会計事務所は、お客様から紙の原本資料をお預かりすることがあります。
資料を受取ったら、まず中身を確認し然るべきところに片づけるようにしています。
資料をデータで受領したときも同じですが、紙の方がより神経を使います。
なぜなら原本資料だから、です。
なくしてしまったら、ミスというより信用問題にもつながりかねません。
仕事をするデスクの上も、取り組む仕事に関係するものは以外はおきません。
限られた作業スペースに着手している仕事以外のものがあれば、その分スペースが圧迫され作業がしにくくなります。
また、目の前の仕事以外のことが気になって、結果、作業効率が落ちることも。
たまっている仕事に関する資料を机の上に積み重ねておくと、すぐ手に取れるので楽なのですが、敢えていったんしまい、着手する時にキャビネットまで取りに行くように心がけています。
人間関係を良くしておく
ミスをしてしまった時に一瞬貝になりたくなるのは私だけでしょうか。。
私がミスの報告しなければ、だれにも知られなくて済むのに、、という思考です。
しかし、現実はとにかく早めに然るべき人に報告しなければなりません。
ただ、その然るべき人との関係性が悪かったらどうでしょうか。
すごく報告しづらいでしょうし、適切な対処を議論できないでしょう。
また、作業段階でその人に確認しておけばミスにならなかったのに、聞きづらかったから一人で判断してミスしてしまったという事態も想定できます。
そういう気持ちにはなりたくないので、上司や同僚と普段から良い関係性を築くことを心掛けています。
例えば、上司に仕事を依頼された際は、気持ちよく引き受ける。
同僚から聞かれたことに真摯に対応する、などです。
そうしておくと、自分が聞きたいことがあったとき、相手も気持ちよく応じてくれる気がします。
当たり前かもしれませんが、普段から良い人間関係を作ることはこれからも意識したいです。
マルチタスクはやらない
マルチタスクがだめと言っている訳でなく、そうできる方もいらっしゃいます。
あくまで私の場合ですが、過去の教訓から今はそうしないようにしています。
以前キャパオーバー気味に時短勤務をしていたときに、気づいたらマルチタスクで仕事をしていました。
いつも仕事に追われている感覚なのに、なんとなく全ての仕事が中途半端で終わり切らない、頭の中は大渋滞のような状態でした。
日々の疲労度も増していました。
でもなぜやっていたのか?と考えると、早く終わらせる必要があると感じていたからです。
期日の迫る仕事を同時にたくさん抱えてしまっていました。
ただ、色んな仕事を同時に処理できるほど私の頭のキャパは大きくありません。
小さな判断ミスがちょこちょこと発生してしまっていました。
急がば回れという言葉がありますが、やはりその通り。
マルチタスクをやめると目の前の作業に集中でき、頭もスッキリした状態で取り組めます。
一つの作業をやり切ってから次の作業に移るので達成感も感じられ、精神上も良い効果がありました。
作業の効率が悪くなったとも感じたこともありませでした。
以来、急いでいる時でもマルチタスクにならないよう気を付けています。
違和感に敏感になる
ミスの原因を振り返ったとき、小さな違和感を感じていたのにそのままスルーしてしまっていたということがありました。
小さな違和感というと具体性に欠けるのですが、
会計事務所の仕事は月次や年次でルーチンの業務が多いです。
業界歴が10年以上あるとルーチンは何度も経験することになり、基本的にストンと納得しながら仕事が進みます。
その中でなにか違う、何かがひっかかるという感覚がたまにあります。
この感覚が小さな違和感です。
例えば、税務申告ソフトを自動計算設定にしているのに、手動設定にしてあえて書換えなければ想定の数字にならないなど。
自分の気が付いていないところでアラートが鳴っている。
アラートの段階で気づけたらセーフです。
ついつい急いでいると鈍感になって違和感に気づけなくなるので、気づく余裕を持つために早め早めの仕事をするという副次効果もあります。
先入観・形式的な判断をしない
これも、急いでいる時にやってしまいがちです。
先入観で判断してしまったり、判断に迷ったときに規定の形式的なあてはめに走ってしまいそうになります。
表面だけに捉われず、何が検討すべきところなのか、いったん事象を整理して、規定にかえることを忘れないよう自分に言い聞かせるようにしています。
ミスしてしまったら
それでもミスをしてしまったら。
まずは誠心誠意リカバリーの対応を行うことが大事だと考えています。
対応に全力を尽くさなければいけません、自分を取り繕う気持ちは捨てて。
その際「もう絶対ミスはしない」と反省するのですが、その自省の念を感じることを大事にしています。(ドMなのでしょうか)
反省を強く感じることで、今後の対策もしっかりできると考えるからです。
対策は、感情論を避け、実際の作業手順を振り返り、やり方の修正を行います。
そして、それ以降はその方法で必ずやることを徹底するようにしています。
取り組みたいこと
1日8時間(もっと少ない人も多い人もいますが)ずっと神経をとがらせて仕事を続けられる人はいるのでしょうか。
私は正直難しいです。
先ほどのとおり、会計事務所の仕事はある程度ルーチン化しており、それゆえ仕組み化で対応できる部分も多い業種であるといえます。
ツールやITで効率化できる部分はどんどん置き換えていく。
現在のやり方を振り返ったら、これはまだまだできる余地があると感じています。
さらにお客様も交えて、双方の負担が減るよう仕組み化をしていくことが今後の目標です。
そうすれば集中すべき作業に集中でき、ミスも減るでしょう。
仕組み化づくりには時間がかかると聞きます。
でもそこをいったん作ってしまえば、その後はずいぶん楽になるとも。
目の前の作業が忙しければ、なかなか仕組み化に着手できず後手後手になってしまいます。
普段から、余裕を持たせた仕事量に調整することも大事だということを再認識します。
目の前の仕事が6割、将来への投資の時間が4割、といった感じでしょうか。
人それぞれ割合は異なるでしょうが、現在を変えていくための時間を意識して確保していきたいなと思います。