長く続けるには、塩梅を調整すること

長く続けることのメリットはなんでしょうか。


ひとつは、その分野で自分をアピールすることができると言う事。


仕事でも、プライベートでも、上手くなりたい、詳しくなりたいと思えば
やはり長く続ける事が前提ではないでしょうか。


それが自分のアピールポイントとなり、さらに続ける事で磨きがかかってきます。



ただ、どのくらいの塩梅で続けるかが結構難しいものです。


塩梅とは、「いい具合、いい度合い」という意味です。
この塩梅をどのくらい調整できるかで、長く続けられるかどうかが決まってくると思います。

どのくらいの塩梅で調整するのか

例えば私が続けているブログ。


世の中のために価値のある情報を提供しよう!と考えていたら、
いつまで経っても書き始められません笑 


世の中のために、というのが大きすぎるんですよね。
私はそこを狙っちゃいけないし、狙えないよ、と分かっています。


そうではなくて、もっとポイントを絞ったりハードルを下げると、
自分にとっての良い塩梅に近づいてきます。



例えば、これから独立する方にポイントを絞って税金や経理の事を伝える記事にする。
プログラミングではなくExcel活用術の記事にする。などです。


私にとってブログを書くことの大きな理由は自分を知ってもらうためです。
そうであれば発信を続けることが前提になります。

塩梅の調整を間違えると1番の肝の続けるということが難しくなります。


もちろん、自分にとっての良い塩梅だから〜という理由でぬるま湯に浸りつづけるのは良くないですが、
自分のその時の塩梅を汲み取りながら続ける事を優先して良いのではないかと思っています。

趣味や人付き合いも然り

この塩梅、趣味や人付き合いでも然りではないでしょうか。



例えば、私はランニングが日課です。
でも、ペースは遅いし、走る距離も5kmほどです。
もっと早く長く走れたらカッコいいだろうなぁとは思いますが、やっていません。


そうやることで、自分にとってのハードルが上がってランニングを始めるのが億劫になり、
結果せっかく続けているランニングが続けられなくなってしまうと思うからです。



将来にわたって長く健康でいたくてランニングをしているので、
やめてしまうのが最大の不利益になります。

そういう理由でタイムも公表していません。


人との付き合い方も然り。
いい塩梅で止めておく事が大事だと考えています。



昔、仕事のお客様からのご質問に過度にお答えしてしまっていた時期がありました。
お客様のお役に立ちたいという思いが強くて、ご質問に対して熱心に回答していました。



その結果、お客様からご契約させていただいている範囲を超えて何でもご質問が来るようになりました。
もちろん嬉しいことでしたが、日々ご質問の対応で、そのお客様ばかりにかかりきりとなり、
他のお客様へかける時間とのアンバランスを生じさせてしまったという痛い経験があります。


そういう経験から、お客様のために全力を尽くしますが、
過度に不用な部分まで踏み込まないようにしています。


Aについてご質問があれば、Aについてお応えし、
リスクになるB、リスクヘッジのCはこちらで留めておくようにし、
そういう事が起こりそうと察知したときに対応するようにしました。

人それぞれ塩梅は違います。
だから、自分の塩梅を押し付けたり、自分の塩梅で評価することは違うと思っています。


塩梅は自分のちょうど良い心地良い所で良いと思います。

それよりも、良い塩梅で長く続けられることで、そのレベルも上がっていくでしょうから。
自分の心地よい所で長く続けられれば気づいたらレベルが上がっているという状態を目指したいです。

横浜市緑区の女性税理士。 お金と利益をしっかり残す経営を サポートいたします。 銀行融資、経理、クラウド会計が得意。 税理士だけど、税理士らしくない。 親切丁寧なサポートを心掛けています。 お客様と一緒に成長していくことが私の想いです。 趣味は ・ランニング ・読書 ・料理 ・パン屋さんめぐり。